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熱田神楽・宮流神楽は、尾張地方と三河西部を中心とした地域で、お祭りのときに演奏される笛・太鼓の曲です。名古屋南部では熱田神楽、知多〜西三河では宮流神楽という呼び名が使われており、これらの地域ではお囃子系の曲とともにかなり普遍的なものです。本来は巫女舞の曲だったのですが、多くの地域では巫女舞がすたれてしまい、神楽として演奏されるだけになってしまいました。
私が所属している中根東八幡社でも、この熱田神楽やお囃子は50年前に一度途絶えてしまいました。現在、細々とは続けていますがごく一部であり、いつか、すべての神楽とお囃子をきちんとした形で再興したいと考えています。そのため、あちこちの神社に出かけ、神楽やお囃子を研究してきました。
そして、この地域全体に広がっている神楽やお囃子の知識が増えるにつれ、今までにわかったことを書き留めておく場が欲しいと思い、このHPを作りました。私の代では無理でも、材料さえ残しておけば、後世の人が何とかしてくれるかもしれません。
宮流神楽笛で吹く曲は、関連のお囃子や中根東八幡社に残っていない曲も含め、すべて研究の対象にしています。太神楽・太太神楽など、神楽殿で演奏される能管の曲も対象にしていますが、いわゆる山車囃子は除外しています。あちこちの神社で笛を吹いている方々にも、ルーツを同じとしている仲間として、このHPが少しでも参考になればうれしです。
まだわからないことだらけですので、何か情報がありましたら、ぜひ教えてください。埋もれている音源がありましたら、走って行きます。
また、どこかで途絶えてしまった宮流神楽を復興しようと思っている方がいらっしゃったら、出来る範囲でお手伝いしますので、メールください。
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